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カテゴリ:Guitar( 1 )
Wes Montgomery "Smokin' at the Half Note"
b0160275_22493079.jpg天才JAZZギタリスト、ウェス・モンゴメリーのグルーヴィなライブ盤です。このアルバム、ピアノのウィントン・ケリーと共同名義になっているんですが、圧倒的にウェスの演奏がものすごくて、自分の中ではウェスのリーダー・アルバムという感じです。

このアルバムの圧巻は第1曲目の"No Blues"です。
ウェスといえば「オクターブ奏法」というのが対句のように出てきますが、「これでもかっ!」、というぐらいオクターブ奏法でがんがん暴れてます。
途中、ウェスのソロがあまりに凄いので、ウィントン・ケリーがバッキングを遠慮している箇所があります。いや、遠慮するというより、「こいつ、今日はどこまでやるんだ?」って感じで聞き惚れていたのかもしれません。仲間でもそう思うぐらい、この夜のウェスは神がかっていました。

あまりにウェスが凄いので、その影に隠れてしまいますが、ウィントン・ケリーだっていつものように、ソロもバッキングもばっちりグルーヴィーです。ポール・チェンバースのベース、ジミー・コッブのドラムスもよくフロントを盛り立てています。
考えてみれば、この曲はマイルス・デイヴィスの曲で、ケリー、チェンバース、コッブはマイルスのところのリズム・セクションでしたから、散々っぱらこの曲はやったんだと思います。

ちなみにこのリズム・セクション、フロントを盛り立てるという点では常に素晴らしく、他のアルバムでも脇に回って実に良い演奏を聴かせてくれます。
たとえば、テナー・サックスのジョー・ヘンダーソンとやった1968年のバルチモアでのライブです。("Straight, No Chaser", Verve)
ここでもジョーヘンがスタンダード・ナンバーでやりたい放題に暴れてくれるんですが、それをバックで煽り立てているのが、このケリー、チェンバース、コッブのリズム隊です。さすがマイルスが選んだリズム隊だけあって、フロントを盛り立てる術を実によく知っています。

"No Blues"のほかにも、"Unit Seven"や"Four On Six"もライブならではのドライブ感に溢れたスインギーな良い演奏です。また、"If You Could See Me Now"や"What's New"といったバラードもしっとりした良い演奏です。ピックを使わないスモーキーな味わいのウェスのギター・サウンドをたっぷりと味わうことが出来ます。

とにかくこの夜の4人のドライブ感はものすごいものがありました。1965年の6月24日の夜、ニュー・ヨークのハーフ・ノートに居たかったなあ。あ、9歳のガキじゃなんもわからんか。^^;

1965年6月24日録音
Wynton Kelly (p)
Wes Montgomery (g)
Paul Chambers (b)
Jimmy Cobb (d)
At "Half Note", NYC
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by bluenob | 2008-07-28 23:27 | Guitar